レポートはA評価でした。科目修了試験も1から6まで付いており、設題のポイントをふまえ参考文献も活用しながら、どの番号も1000~1200字前後でまとめております。※科目修了試験は、AorB+評価をいただいております。
「認知症について述べよ。」
1.はじめに
厚生労働省は、2002年に、要介護認定を受けた人に占める認知症の人の割合から、介護を必要とする認知症の高齢者の数を推計した。それによると、2010年に全国で208万人、2015年に250万人、2020年に289万人、2025年に323万人と推計されており、これに基づいて認知症対策を進めてきた。その後、平均寿命が延び、高齢化が進行したこと等から、2010年に厚生労働省が改めて推計を行った。それによると、認知症高齢者数は2010年の時点で280万人で、65歳以上人口の9.5%を占め、前回の推計の1.35倍に増えていたことが分かった。2015年は345万人、2020年には410万人、2025年には470万人に達すると見込んでいる。団塊の世代が75歳以上になる2025年時点では、高齢者全体の12.8%にのぼる見通しである。世界に例のないペースで高齢化が進む日本にとって、認知症への対策は、国を挙げて取り組むことが求められている。
2.認知症について
認知症の定義は、『一旦獲得した知的機能が、後天的な脳の器質的要因により低下し...