租税論(分冊1)

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    資料紹介

    日本大学通信教育部での平成27年&28年のリポート提出用課題[租税論(分冊1)]です。丸写しはせずに参考程度にご利用ください。

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    日本大学通信教育部 租税論(科目コード:R31700 ) 分冊1

    [課題] 二元的所得税について説明しなさい。

    (レポート本文) 文字数:1893 文字

    二元的所得税とは、所得を包括的に捕捉する必要性、金融資産間の課税制度の歪みの是正、金融資産から生じる所得税の資本所得課税の簡素化や税負担の軽減への配慮等を取り込んだ税制である。その内容は利子や配当、株式の売却等、様々な金融商品等から生じる所得と家賃収入等の不動産関連の所得を一括りにし、給与など勤労所得と分離して課税するものである。勤労所得には累進税率を適用する一方で、金融・不動産所得は一律の比例税率を適用する。1990年代にスウェーデンなど北欧諸国が相次いで導入した。
    また、二元的所得税では株式の売却財と利子収入を相殺するなど、金融・不動産所得の中で損益を通算することができるようになる。また、投資で失敗しても税負担が軽減されるため、ある程度リスクを取りやすく、投資への意欲を高める。
    次に、二元的所得税の仕組みをみていく。
    まず、二元的所得税の税率構造は、個人所得税制において課税所得を勤労所得と資本所得と二分したうえで...

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