07809児童理解と教育相談第2分冊目

閲覧数1,946
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     教育相談には啓発、予防、治療の三段階がある。まず啓発とは、「健康のモデル」であり、心の健康問題を引き起こさないための素地作りを目指すことである。これには健康な心の発達に関する理解が基本となる。小学校は学年のみならず、月齢での発達の差がみられ、各担任は、担当学年の年齢に見合った発達とは何なのかを常に把握し、遅れが見られる児童には補償の教育を行う必要がある。特に、感情が未分化であり、一人遊びが中心の児童に対して、自分の感情をコントロールでき、複雑な集団遊びが理解できる児童は、自分ができるのだから同じ年ならできて当たり前という考えが発生し、憤りを感じることとなる。この場合には、感情をコントロールできる発達している子どもに対して、一人遊びが中心の児童が、なぜ一人で遊んでいるか、一緒に遊ぶことはできないかなど、具体的な方法を考えさ、理解させることによって、安定した発達を促すことができる。人間関係から引き起こされるいざこざに対して、その中から相手の気持ちを考えさせる能力を身に付けさせるなど、児童の内面を発達させることも教員の立場からしても重要となる。そこでも、教員は児童がどのような発達段階にある...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。