臨床子ども学 設題2

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    資料紹介

    平成27年度近大姫路大学通信教育課程「臨床こども学」合格レポートです。レポート作成の参考としてお使い下さい。

    設題:こどもが自己発達を遂げるとはどのようなことを言うのか、その実現のためには何を踏まえなければならないかについて1,500字程度で述べてください。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆総評◆
    設題の理解 ― 1:よく理解できています
    文章の表現 ― 1:良く表現されています
    文字    ― 1:ていねいに書けています。
    参考図書  ― 1:有効に利用しています。
    内容    ― 1:内容が豊かであり、よく学習しています。

    ◆所見◆
    問題の意図を正しく捉え、よく書けている。これからも頑張ってください。

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    臨床子ども学

    設題2

    こどもが自己発達を遂げるとはどのようなことを言うのか,その実現のためには何を踏まえなければならないかについて1,500字程度で述べてください。
     こどもが自己発達をしていくにあたって,異なった時期に出現する4つの自己感覚領域がある。最初にこの4つについて説明を行っていく。

     1つ目は,新生自己感である。視覚,聴覚,触覚、味覚、嗅覚の五感を通じて体験できる知覚の世界である。生後約2カ月で芽生えるもので、外界からの体験を形や時間,強さとして知覚することで自己感の形成が行われる。生まれつき乳児は,1つの感覚を他の感覚様式へ変換・統合し,その抽象表象を作りだすことで、それに基づいて行動が可能になる。たとえば舌で触ったおしゃぶりを見分けられるのは触覚から視覚への翻訳である。

     2つ目は,生後2~6カ月より始まる中核自己感である。これは自分が境界をもった独立した存在という感覚である。この感覚は,行為を行なう主体者は自分であるという感覚の自己発動性,自分とは別に他者がいるという感覚の自己一貫性,自己の行動をコントロールできるという感覚の情動は自分で決められるという感覚の...

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