2018年の問題に対応しております。
教育心理学の科目最終試験の対策のために作りました。
内容はテキストの該当する部分をまとめたものとなっております。余計な言葉が入っておらず、試験に必要な部分のみがまとまった「コンパクトな教科書」のようなものなので非常に使い勝手が良いです。
また、私自身、少しでも負担を減らすために、毎回覚えやすい量かつ試験用紙の表が埋まるくらいの量で作ることを心がけています。また、毎回少しでも楽をするために、その科目の試験問題の中に似た問題がある場合、できるだけ同じ文章を共通して使い、覚えなければならない量を減らすようにしています。
試験合格のために、時間をかけて丁寧に作りました。資料の質には自信がありますので、効率よく試験勉強をしたいという方におすすめです。
皆様の試験勉強のお役に立てれば幸いです。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
試験内容(6題)。こちらの6題は900~1600文字の範囲内で作っております。
・学習理論の中で、条件づけ理論、認知説、社会的学習理論について、各々の相違点が明らかになるよう概要をまとめよ。
・象徴機能とは何をいうのかを明らかにし、その発生について具体例を示して解説しなさい。また、教育との関連でポイントを論述しなさい。
・心理学におけるフラストレーションのとらえ方を説明し、その原因・その時の反応・耐性について説明せよ。
・ボウルビィのアタッチメントについての所説を紹介し、乳幼児期のアタッチメント形成と青年期の対人関係のあり方との関連について考察しなさい。
・学級集団としての特質をその編成面・機能面にわたって解説しなさい。また、学級を統率する教師のリーダーシップについて考察しなさい。
・知能および創造性それぞれの概念を明らかにし、両者の相違点について論述せよ。
テキスト 杉田千鶴子編1999『教育心理学〔改訂〕』佛教大学
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
他にも佛大の科目最終試験の対策資料をいくつか載せています。すべて、テキストを「少しでも覚えやすく」、「少しでもわかりやすく」、「どこでも手軽に勉強しやすく」との思いで自分用に作ったものですが、合格後は使うこともないため、なんだかもったいないなという思いと、せっかく作ったのだから利用してもらえればという思いから掲載させていただいております。よかったら使っていただけると嬉しいです。
ちなみに、私自身、ほとんど毎回自分で試験対策を作り、それに何回も目を通して試験に臨んでいるのですが、今まで試験で落ちたことはなく、試験対策をすべて暗記し、それをそのまま書いたときには、何回か100点をとることもできました。勉強時間を十分に取れないこともよくあるのですが、教科書と異なりすべてに目を通せる分量なので、とりあえず何回か目を通し、試験のときにはなんとなく覚えているところを書き、そこに自分の考えなどを足して試験用紙の表をすべて埋めることを心がけています。時間がない方はぜひ参考にしてみてくださいね。
学習理論の中で、条件づけ理論、認知説、社会的学習理論について、各々の相違点が明らかになるよう概要をまとめよ。
条件づけによる学習には古典的条件づけと道具的・オペラント条件づけが挙げられる。これらの条件づけはいずれも刺激と反応との間に形成される連合・結合として学習をとらえている。したがって、条件づけの原理による学習は刺激―反応説あるいは刺激と反応による連合説、行動主義理論などと呼ばれている。
古典的条件づけによる学習は次のような代表的な手続きを用いる。犬を防音室に入れて、食物を与えられる時、いつもブザーの音を対にして提示される。このような食物と音の対提示を何度も繰り返すと、その後では音のみを聞かせただけで、犬は唾液分泌を引き起こすようになる。音は、本来、唾液分泌を引き起こす力は持たないが、食物と唾液分泌という生得的な刺激と反応の連合と組み合わせて音を何度も与えると、新たに音に対しても唾液分泌が引き起こされ、新しい刺激と反応の結合が成立するのである。
道具的条件づけはソーンダイクによって提起された学習方法である。ソーンダイクは動物の問題解決過程を検討するために、問題箱という装置を作成...