学校における各種指導(教科指導、生徒指導、進路指導、特別活動等)と教育相談(学校カウンセリング)の関連について論じなさい。
2015年提出、B評価です。
内容自体のまとめには問題はありませんでした。
私見や他の参考文献から論を深められればよいかと思います。
学習にお役立ていただけたら幸いです。
学校における各種指導(教科指導、生徒指導、進路指導、特別活動等)と教育相談(学校カウンセリング)の関連について論じなさい。
第一節 教科指導と教育相談
教科指導とは教科の学習指導のことで、その目的は主として学力の形成にある。今求められている学力は知識・理解・思考・判断力でありこれを育成することである。学力の具体的内容を教科といい「学校教育法施行規則」に示されている。
教育相談とは児童生徒の教育上の諸問題に対し親、教師およびカウンセラーなどと連携して問題解決を援助することである。相談を通じて児童生徒の生活を適応させ、人格の成長の援助をはかることも重要な役割である。
教科指導においてもカウンセリングの活用方法が検討されている。特に構成主義的な学習指導においてはカウンセリングの考え方や知識技術を活用する余地があるとしている。
構成主義的学習指導は、教師が生徒に知識を一方的に注入・伝達することではなく、「生徒にとっての新しい知識は、生徒が自らの既有知識を再構成しながら、自分自身で構成するものである」という基本的な考え方をもつ学習指導である。構成主義的学習指導では生徒に新しい知識を...