Z1102 教育原論1 の科目最終試験6題セットです。
2015年合格済みです。
テキストの内容をまとめて作成しています。
自分なりの文章に作り直してこれだけを何度も
読んで書いてするだけでOKかと思います。
学習の参考にしていただけたら幸いです。
参考文献:田中圭治郎『教育学の基礎』佛教大学 2005年
Z1102 教育原論1 答案
◆コメニウスの教授学や一斉授業について述べ、現在の学校教育における意義を考察せよ◆
コメニウスの教育観の根底には「教育は実に万人に対して必要なものである」という理念がある。そしてその教育のためにはすべての子どもが学校へ通う必要があり、貧富、男女、身分などの差別は人間を創造した神への冒涜であると考えている。
学校教育は少年時代から始めなければならない。そしてその教育内容は子どもが受容可能なように簡単なものから段階的でなければならない。そのためには統一的で体系的なカリキュラムが求められる。それは感覚的直観を修練することから始まり、記憶力、理解力、そして判断力を修練するように段階的なものでなければならない。
コメニウスはすべての子どもが学校へ通うためには効率の良い教育を行う必要があるとして、一斉教授法を提案している。一人の教師が多数の生徒に対して一斉に教育する方法である。学習の容易さと時間の削減を原則に、一誠教授法ではすべての生徒が同じ教科書を用いる。この教科書も生徒の学習能力に即したものでなければならず、教師の指導で内容がすべて分かるものでなければ...