国際問題レポート
~なぜ日本にはストリートチルドレンが存在しないのか?~
ネパールとの比較
私は今回のレポートのテーマとしてネパールのストリートチルドレンに関する発表を選んだ。ネパールには路上で生活しているストリートチルドレンが5000人以上もいて、彼らは学校に行かず一日を仕事についやすと発表者がのべた。仕事の多くは観光客相手のものであるため、たくさんのストリートチルドレンが首都に集まっているそうだ。原因としては貧困や親からの暴力、農作業からの逃亡などがあげられる。実際にネパールで撮ってきた写真をスライドで見たときはショックをうけた。ストリートチルドレンと呼ばれる子供たちはみんな普通の子供たちで、将来の見えない生活をしているとは思えないような笑顔を向けていたからである。私はストリートチルドレンを実際に見たこともないし、子供が路上で寝泊りしているなんて、私にとってはありえない現実である。発表者は日本とネパールを比較したが、ネパールの状況を改善するために日本を手本とすることが可能か、と私は考えてみた。少なくとも日本では大半の子供たちが学校に通い、路上でくらす子供はいない。日本にあって...