佛教大学通信、S0105、教育心理学1 A判定のリポートです。 担当教員からは、よくかけているとの評価をいただきました。是非参考になさってください。
初めに、「象徴機能」についてであるが、「象徴機能」とは、発達段階ごとに見られる特徴のことである。また、発達は一定の速度ではなく、ある時には急速に、またある時には穏やかに進む連続した過程である。
心身におけるそれぞれの領域で発達の速度が異なることは、発達が連続的過程でありながらも、心身の構造の違いから人は時期においての心身の構造が異なることを意味している。そのため、人はある時期には前の時期に見られることがなかった特徴があらわれることがあるのである。つまり、これらの特徴が「象徴機能」なのである。
次に、「象徴機能」の特徴についてであるが、乳児期の始まりである新生児期には、外からの刺激に対して一定の反応を示す唇探索反射や把握反射などの原始反射がみられる。
これらは、生後6ヶ月までに消失するがしばらくの期間をおいて、自らの意志で一定の目的に沿った反射に変わる行動を積極的に行うようになる。
また、乳児は周囲の人や物と関わりを持つ能力をもって生まれてくる。それは、周囲の刺激を選択的にキャッチし、統合する知覚能力を利用しているのである。
ピアジェによると乳児は、主体的な感覚運動活動を通して、自分の内...