2015年度の課題です。参考程度に活用ください。
明星大学 PL2050 特別支援学校教育課程論 2単位目
【課題】
各教科等のあわせた指導(旧・領域教科を合わせた指導)の種類と知的障害教育における授業作りの特徴について述べよ。
個別の指導計画と個別の教育支援計画の定義と両者の関係について論ぜよ。
【講評】
概ね適切な内容でまとめてあります。個別の指導計画は各教科等で作成することとなっています。
課題①では、特別支援学校における知的障害教育について焦点を当て、知的障害教育独自の教育課程である各教科等を合わせた指導の種類と授業づくりの特徴を述べる。それにあたり、まずは知的障害を抱える児童生徒の学習上の特性を概説する。
特別支援学校の知的障害者に対する教育課程は、他の障害の教育課程と比較して、より柔軟性がある。それは、知的障害者の学習上の特性として、学んだ知識・技能が断片的で、かつ実際の生活において応用されにくいことある。そして、成功体験が少ないために、主体的に活動に取り組む意欲が育ちにくいことも言える。こうしたことが一般的に言われているが、同じ障害の種類を抱える児童生徒で、例え同学年だったとしても、障害の程度は多種多様である。従っ...