2018年の問題に対応しております。
臨床心理学の科目最終試験の対策のために作りました。
内容はテキストの該当する部分をまとめたものとなっております。余計な言葉が入っておらず、試験に必要な部分のみがまとまった「コンパクトな教科書」のようなものなので非常に使い勝手が良いです。
また、私自身、少しでも負担を減らすために、毎回覚えやすい量かつ試験用紙の表が埋まるくらいの量で作ることを心がけています。また、毎回少しでも楽をするために、その科目の試験問題の中に似た問題がある場合、できるだけ同じ文章を共通して使い、覚えなければならない量を減らすようにしています。
試験合格のために、時間をかけて丁寧に作りました。資料の質には自信がありますので、効率よく試験勉強をしたいという方におすすめです。
皆様の試験勉強のお役に立てれば幸いです。
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試験内容(6題)。こちらの6題は800~1150文字の範囲内で作っております。
・乳児期と幼児期の対人関係のあり方について、それぞれの時期の特徴を比較しながら論じなさい。
・児童期と青年期の対人関係のあり方について、それぞれの時期の特徴を比較しながら論じなさい。
・現代社会の特徴と中年期危機の関連について論じなさい。
・援助交際・非行のいずれかのテーマを選び、それが青年期のどのような心性と関わっているか、また心理的援助を行う際にはどのような姿勢が求められるかを論じなさい。
・不登校・いじめのいずれかのテーマを選び、それが青年期のどのような心性と関わっているか、また心理的援助を行う際にはどのような姿勢が求められるかを論じなさい。
・現代社会の中で、男性として、また女性として生きていくことの難しさをそれぞれ論じなさい。
テキスト 平山諭ほか著1993『ライフサイクル(発達心理学の基礎;1)』ミネルヴァ書房
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他にも佛大の科目最終試験の対策資料をいくつか載せています。すべて、テキストを「少しでも覚えやすく」、「少しでもわかりやすく」、「どこでも手軽に勉強しやすく」との思いで自分用に作ったものですが、合格後は使うこともないため、なんだかもったいないなという思いと、せっかく作ったのだから利用してもらえればという思いから掲載させていただいております。よかったら使っていただけると嬉しいです。
ちなみに、私自身、ほとんど毎回自分で試験対策を作り、それに何回も目を通して試験に臨んでいるのですが、今まで試験で落ちたことはなく、試験対策をすべて暗記し、それをそのまま書いたときには、何回か100点をとることもできました。勉強時間を十分に取れないこともよくあるのですが、教科書と異なりすべてに目を通せる分量なので、とりあえず何回か目を通し、試験のときにはなんとなく覚えているところを書き、そこに自分の考えなどを足して試験用紙の表をすべて埋めることを心がけています。時間がない方はぜひ参考にしてみてくださいね。
乳児期と幼児期の対人関係のあり方について、それぞれの時期の特徴を比較しながら論じなさい。
乳児期は新生児期に続く、生後1年間のまさに授乳が必要な時期をいう。子どもの満1歳の誕生日はどの親も感慨深く迎えるものである。たった1年の間にわが子が見違えるほど成長したからである。人の一生の中で最も目覚ましい発達を遂げる、感動の時期なのである。
赤ん坊は母親というものを、自分の世話をしてくれて、いつも快い状態にしてくれる人として「愛着・信頼関係」を育てていく。母親と違う、記憶にない人には抱かれようとしない(人見知り)し、母親が居なくなれば泣いたり恐れたりする(分離不安)といった現象が起こる。この「愛着・信頼関係」が確実に育ったところで幼児期に突入し、日常生活動作(衣類の着脱、食事の作法、排泄、清潔など)の訓練や社会的なしつけが始まるようにできている。訓練やしつけは子どもの自由を束縛し、時には叱られたりすることもあり、子どもにとっては初めての試練となるものである。ここにきて、この試練を乗り越えられるかどうかが、上記の「愛着・信頼関係」にかかってくるのである。「愛着・信頼関係」の確立している母子間...