2018年の問題に対応しております。
発達心理学の科目最終試験の対策のために作りました。
内容はテキストの該当する部分をまとめたものとなっております。余計な言葉が入っておらず、試験に必要な部分のみがまとまった「コンパクトな教科書」のようなものなので非常に使い勝手が良いです。
また、私自身、少しでも負担を減らすために、毎回覚えやすい量かつ試験用紙の表が埋まるくらいの量で作ることを心がけています。また、毎回少しでも楽をするために、その科目の試験問題の中に似た問題がある場合、できるだけ同じ文章を共通して使い、覚えなければならない量を減らすようにしています。
試験合格のために、時間をかけて丁寧に作りました。資料の質には自信がありますので、効率よく試験勉強をしたいという方におすすめです。
皆様の試験勉強のお役に立てれば幸いです。
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試験内容(6題)。こちらの6題は800~1300文字の範囲内で作っております。
・アイデンティティに関わる心理学的概念を説明し、その模索の契機となる青年の対人経験を指摘せよ。
・恋愛パートナー選択と幸福な結婚生活とのかかわりについて考察しなさい。
・中高年期の人格的側面の変化をとらえ、適応的生活のための対人関係のあり方について考察しなさい。
・1歳後半~4歳の自・他の情動理解にかかわる変化をとりあげ、各々の発達的意義について解説せよ。
・乳児期の空間的・時間的認識の発達過程を具体的に説明しなさい。
・児童期の他者理解の発達について、友だち関係のあり方にもとづいて説明せよ。
テキスト 無藤隆ほか著1995『現代心理学入門2 発達心理学』岩波書店
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他にも佛大の科目最終試験の対策資料をいくつか載せています。すべて、テキストを「少しでも覚えやすく」、「少しでもわかりやすく」、「どこでも手軽に勉強しやすく」との思いで自分用に作ったものですが、合格後は使うこともないため、なんだかもったいないなという思いと、せっかく作ったのだから利用してもらえればという思いから掲載させていただいております。よかったら使っていただけると嬉しいです。
ちなみに、私自身、ほとんど毎回自分で試験対策を作り、それに何回も目を通して試験に臨んでいるのですが、今まで試験で落ちたことはなく、試験対策をすべて暗記し、それをそのまま書いたときには、何回か100点をとることもできました。勉強時間を十分に取れないこともよくあるのですが、教科書と異なりすべてに目を通せる分量なので、とりあえず何回か目を通し、試験のときにはなんとなく覚えているところを書き、そこに自分の考えなどを足して試験用紙の表をすべて埋めることを心がけています。時間がない方はぜひ参考にしてみてくださいね。
アイデンティティに関わる心理学的概念を説明し、その模索の契機となる青年の対人経験を指摘せよ。
思春期の開始に伴う身体の急激な変化は、青年をとりまくさまざまな人間関係を微妙に変質させる。特に、それは親との関係に大きな影響を及ぼす。多くの研究が、親子で激しい衝突というかたちをとらないまでも、親との葛藤が思春期の開始と同時に急激に増大するということを明らかにし、そうしたぶつかり合いを通して青年は親との心理的距離を調整し、自分の行動を自分自身の力で統御・統制する自律性を獲得していくのだということを示唆している。
スタンバーグとシルバーバーグは、親との関係における自律性が、友人との関係にもそのまま移し換えられていくという単純な発達パターンではなく、友人への一時的な依存を通して、徐々に親からの分離および自立が可能になっていくという発達パターンを想定すべきではないかとしている。青年は、仲間に対する依存を通して情緒的均衡を保ちながら、漸次的に親との最適距離を見出していくのだろう。
仲間との関係は、単に互いの傷をなめ合うようなもので終わるわけでは当然ない。はじめのうちはそうした意味合いが多少あるに...