幼年童話と絵本についてそれぞれの定義をまとめ、テキストにあげられている三作以上の幼年童話を 読んで、自分の考えを述べなさい。 1561文字
「幼年童話」という言葉の定義は、必ずしも定まっていない。
村上京子氏は、「わらべうたや詩、なぞなぞ、昔話集、絵本、童謡も含む幼い子どもの児童文学の読み物としての物語を幼児童話と考えたい」と述べる。
安藤美紀夫は、「挿絵の量の多少や、その扱い方によって、絵本風に見える本とそうでない本ができるがいずれにしても、それらは、絵を読むよりむしろ、文学として書かれた言葉を読む(あるいは聞く)事が中心になる本」と述べている。
絵本を最も幼い人から楽しむことができる「絵を読む本」とするならば、最も幼い人から楽しむことができる「文学を読む本」を「幼児童話」と考えることができる。
数多くの絵本や絵本論が...