参考資料:ハーディー テス(上:下) 、井上宗次、石田英二訳、岩波出版、2009年5月15日発行
第2課題第1設題
主人公マイケル・ヘンチャードは乾草刈りで、妻子と3人暮らしであった。ある時、酔った勢いで、妻子を水夫に売り飛ばしてしまう。ここから彼の人生は下降してゆくのである。それから数十年して、元妻スーザンと娘のエリザベスが、カスターブリッジへやってくる。その頃ヘンチャードは街の市長になり、仕事も順調に、穀物や乾草で暮らしていた。3人は再び一緒に暮らし始めるが、スーザンには秘密があった。娘のエリザベスは、実は3ヶ月後に亡くなり、その後、幸運にも女の子が恵まれたのだった。そして同じ名を付けたのだから、実父はヘンチャードではなかったのである。
このころの時代背景を見ると、農村社会から...