LANを構築することによって得られる利便性と問題点、およびその通信プロトコルとしてTCP/IPを採用した場合の利便性と問題点を具体的に述べなさい。
LAN構築による利便性
そもそも何のためにノードとノードをリンクで繋げるのか。それは、ノード間を繋げることによって、データ・情報をネットワーク上でやり取りできるようにするためである。たとえば、プリンターのようなハードウェアを複数のコンピュータで共有することも、リンクの目的の一つである。まだパソコンの台数が少なかった頃、パソコンを主に電算機としてしか活用していなかった頃は、パソコン1台ごとにプリンターを用意していた時代もあった。しかし、次第にパソコンの数が増えてくると、そういう訳にもいかず、今度は、データを一旦フロッピーディスクなどに保存し、それをプリンターの繋がっているパソコンのところまで持って行き、プリントアウトするという手間をかけるようになった。その手間を解決してくれたのがリンクである。複数のパソコンとプリンターをリンクで繋ぐことにより、どのパソコンからでもプリントアウト操作ができるようになった。これは、LANという種類のリンクを活用...