生徒指導・進路指導の研究(中・高)の第1設題の模範解答です。A評価を頂きました。
設題は 「中学・高校における生徒指導の原理および意義は何か、また、その際に留意しなければならないことは何か、生徒指導の具体例を示しながら説明してください。」です。
テキスト「これからの教師と学校のための教科外教育理論と実践Q&A」ミネルヴァ書房
テキストに沿ったレポートです。
参考にしてください。
中学・高校における生徒指導の原理および意義は何か、また、その際に留意しなければならないことは何か、
生徒指導の具体例を示しながら説明してください。
中学・高校における生徒指導の原理について、テキストP14・15を参考にしながら説明します。1965年に発刊された文部科学省の『生徒指導の手びき』に記載されており、ここに生徒指導の原理について4点あげられている。それは、①自己指導の助成のための方法原理、②集団指導の方法原理、③援助・指導の仕方に関する方法原理、④組織・運営の原理である。一つ一つ説明していくと、
①については、自発性・自律性・自主性の促進があげられる。欲求や情緒を直接的に行動につなげる自発性、目時に沿って行動を規制し節度あるものにする自律性・人間関係において相互に権利の主張と義務の遂行を可能にする自主性である。
②については、学級や友人関係といった集団における相互作用の尊重や集団の力の利用、人間尊重・友愛と自由の尊重、規律の維持などがあげられる。成員の集団に対する所得感や、成員同士の連帯感を高め、相互に理解し尊敬できる環境を形成することが良い結果を生む。
③については、特に問題...