【2016年度合格リポート】Q0701 日本仏教史 第1設題 B判定

閲覧数2,488
ダウンロード数8
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学の通信教育課程で、2016年度にB判定にて合格したリポートです。
    コードは、高等学校地理歴史、公民、中学校社会課程のQ0701です。
    コードが違っても、設題が同じ場合はご参考にして頂けるかと存じます。
    第1設題についてまとめております。
    あくまでも、参考用としてご利用ください。
    丸写し等は一切禁止されております。
    十分にご注意願います。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1設題:聖徳太子の事績を中心に飛鳥時代仏教の特色を論ぜよ。



    1.仏教伝来

     日本に仏教が伝来した時期については、主に2つの説がある。1つは現在日本教育で学ばれている、宣化天皇三年(五三八年)に百済から伝来したという『元興寺伽藍縁起幷流記資財帳』などにみられる説と、欽明天皇十三年(五五二年)に伝わったという『日本書紀』にみられる説である。『日本書紀』は国家事業として作られた権威ある書物であるが、その中で仏教が伝来したとされる欽明天皇十三年(五五二年)前後の記述に関し作為が多く信用できないためである。加えて内容に関して、当時には書き記せるはずのない内容が記されていることからも、信用に欠けるためである。対して『元興寺伽藍縁起幷流記資財帳』は、別の系統の伝承に基づいているため、作為が少なく信用度が高いと考えられ、現在の通説となっている。

     この時伝来したものは仏像・仏具および経典であったとされている。伝来時、日本の神と同様に扱われていたため、その受け入れには賛否があり、崇仏排仏の争いが生まれた。しかし、それは「仏教」を単に除外しようとしたのではなく、「客人神」として受け取り...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。