刑事訴訟法_分冊1

閲覧数2,367
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    日大通信 刑事訴訟法 合格レポート (分冊1)

    あくまでもレポート作成の参考にご利用ください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    問い:自白に対する法的規制としての自白法則と補強法則について概説しなさい。
    1.自白法則

    (1)自白法則の意義

    自白とは、自己の犯罪事実の全部またはその重要部分を認める被告人の供述をいう。自白は本人が事実を認める直接証拠であるから、自白を獲得するために強制・拷問が行われ、虚偽の自白による誤判が生じる可能制がある。したがって、今日では、自白採取に際して、無理が加わらないように証拠能力を制限し、誤判がないように必ず補強証拠を要求して厳しく制限している。この証拠能力の制限を自白法則(狭義)という。
    (2)自白法則の根拠

     実定法上は、次の2つが根拠である。

    ①強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。(憲法38条2項)

    ②強制、拷問又は脅迫による自白、不当に長く抑留又は拘禁された後の自白その他任意にされたものでない疑いのある自白は、これを証拠とすることができない。(刑訴法319条1項)

     このように、任意性のない自白について証拠能力を否定する証拠法の建前を自白法則(狭義)という。この自白法則の根拠については、虚...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。