ラット(シロネズミ)の解剖
1、目的 ラットの解剖をすることにより、それぞれの器官を観察する。そして、それぞれの器官が
どのような位置関係にあり、どのような構造になっているかについても観察する。
2、材料と方法
ラット(シロネズミ) Rattus norvegicus を用いて解剖をおこなった。
1) 外部生殖器の観察
雄と雌の外部生殖器をそれぞれ観察した。
2) 顎部皮下の観察
皮膚を下顎から尾にかけて切開し、さらに左右に引き剥がした。
顎部皮下にある、咬筋、涙腺、リンパ節、耳下腺管、耳下腺、舌下腺、顎下腺を観察した。
3) 消化器系・泌尿生殖器系の観察
腹部中央部付近の腹筋層を切り開き、内臓を露出させた。肝臓、胃、脾臓、盲腸、小腸、
直腸、子宮、膀胱を観察したのち、消化器系を除去して腎臓、副腎、卵巣、輸卵
管、膵臓を観察した。
4) 肝臓・消化管の観察
消化管を胃と食道のつながる部分で切断して、外に引っ張りだして小腸・盲腸・大腸の長さ
を測った。
また、肝臓を取り出して観察した。
5) 心臓・胸腺・肺の観察
肋骨を取り除いて、心臓...