【佛教大学】P6103 英語学概論 第1設題 2016年度提出 A評価【レポート】

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資料紹介

【佛教大学通信】P6103 英語学概論 第1設題のレポートです。A評価をいただいております。

第1設題『英語と日本語の移動動詞に関して、文法構造または意味構造上とくに有意な差が生じる部分について日英語を比較対照し、両者の違いをデータに基づいて具体的にかつ一般性のある形で論ぜよ。』

合格が難しいレポートの1つとなります。
レポート作成の参考としてぜひご活用ください。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

『英語と日本語の移動動詞に関して、文法構造または意味構造上とくに有意な差が生じる部分について日英語を比較対照し、両者の違いをデータに基づいて具体的にかつ一般性のある形で論ぜよ。』
動詞の分類を考えるとき、主体の位置を変えるような動き、つまり、移動を伴う動きを表す動詞を移動動詞という。移動表現というものは、日常的によく使われるものであり、言語表現の中でも極めて基本的なものとして考えることができる。しかし、「言語化された移動」というのは、話者が主観的に描写したものであって、移動動詞の意味は「移動事象」そのものに内在するのではなく、話者もしくはその話者が使用する言語がそれをどのように捉えるか、によって様々である。このレポートでは英語と日本語の移動動詞に関して、その構造上有意な差が生じる部分について考えていく。

移動動詞は、とくにTalmy(1985)のタイポロジー(言語の類型)についての研究以来活発な議論がなされてきた。Talmyは、典型的な移動表現において、経路の概念が前置詞や不変化詞などで表現されるか、動詞の中に融合されて表現されるかという視点で2つに分類することができるとしている。前...

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