PB2090 児童心理学1・2単位目 2014年度~

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    1単位目

    成績:合格

    講評:良くまとめられています。
    <子どもの愛着形成について説明しなさい。>
    愛着は乳幼児が母親など特定の人との間に形成する情愛的な結びつきと定義される。

    近年、核家族化などが進み子どもの愛着形成が健全に築かれないという問題がたびたび指摘されている。

    安定した愛着(アタッチメント)形成が子どもの発達の基礎になるといわれているが、この子どもの愛着形成とはどういったものか、その後の発達にどう関連するのか。

    愛着理論を提唱したのはボウルビィである。1940年代頃に施設で働いた経験から、子どもの健全な成長には養育者との愛着を形成する必要があると考えた。そして愛着は乳児自身の発信行動に対し、適切かつコンスタントに応えてくれる養育者との間に形成されるとした。(桜井茂男・濱口佳和・向井隆代『子どものこころ-児童心理学入門』2014)

     また、それまで愛着の形成は、乳児の「日常の要求充足」を母親が解消することで形成される動因低減説が考えられていた。しかし、ハーロウのアカゲザルを用いた研究から授乳された対象が必ずしも愛着の対称にはならず、「やわらかく暖かい身体接触」が愛着...

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