佛教大学 M6015 日本文学史 レポート第2設題

閲覧数3,932
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    佛教大学M6115「日本文学史」の第2設題レポートです。 合格済みです。レポートを書かれる際の助けになりますように。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    明治、大正、昭和の文学の特質
    明治時代
     江戸時代が終焉し、明治維新の後「近代文学」が生まれる。それ以前は近世の文学後期の戯作(洒落本・滑稽本・人情本などの小説)、自由民権運動によって生まれた政治小説があった。これらの流れをそのままに受け、戯作も政治小説も書かれ、明治10年代には翻訳も始まり翻訳小説も書かれるようになった。近代文学には時代によって色々な主義に分かれている。それぞれの思潮とその作品を例にあげて説明していきたい。
    写実主義
     現実を尊重し、ありのままに描写しようとする創作方法である。坪内逍遙の文学理論書『小説神髄』で、文学には独自の価値があり、その最も発展したものが小説であるとした。小説の主眼店は人情と世帯風俗を描くことだと主張した。これによって、現実離れした儒教的な「善を勧め、悪を懲らしめる」という考えや、功利主義をやめ、小説の本質は世の中の有様や人の心を写実的に描き出すことだという考えを唱えた。小説を芸術だとし、文学の近代化に努めた。それにより日本文学の方向が決まったのである。
     二葉亭四迷は「だ調」の言文一致体で日本近代文学最初の作品『浮雲』を書いた。内容は、秀才だが...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。