2016年度生徒指導・進路指導の研究(初等)レポート A判定

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    資料紹介

    2016年度生徒指導・進路指導の研究(初等)レポート A判定

    【所見】教育相談には、開発的、治療的、予防的教育相談に分類され、それは児童・生徒をその生活によく適応させ、人格の成長への援助を図るものであるという定義のもつ意味は正確に把握されています。またその際には、カウンセリングマインドをもつことが重要であるという視点も正確に理解できています。いじめや不登校の事例への対処もしっかり言及できており、大変よくまとまっています。

    参考文献『これからの教師と学校のための教科外教育の理論と実践Q&A』 ミネルヴァ書房

    *あくまでも参考にされてください。そのまま転用はされないでください。(最近は厳しくなっているのでご注意ください)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    小学校において教育相談をおこなう場合、どのような点に注意しなければならないか。いじめ・不登校のいずれかをとりあげて説明してください。
     「教育相談とは、一人ひとりの児童・生徒の教育上の諸問題について、本人またはその親、教師などに、その望ましいあり方について助言指導することであり、個人のもつ悩みや困難の解決を援助することによって、その生活によく適応させ、人格の成長への援助をはかるものである」(文部省編、1981)

     教育相談というと、問題や困難を抱えた児童・生徒に対するスクールカウンセラーによる心のケア「治療的教育相談」もあるが、担任教員による学業相談や進路相談などの「開発的教育相談」や、いじめや不登校などの問題が起こらないように子どもたちに働きかけたり、それらの問題の前兆が見られた時点で問題が大きくなる前に子どものケアを行う「予防的教育相談」などがあり重要であると思われる。(テキストP80)

     そこでまずは、「いじめ」対策を例に挙げて、担任教員の教育相談上での役割について3つの視点から説明する。

    1つ目は、担任教員として最も重要な教育相談の活動である、学級経営についてである。担任...

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