現代倫理学の諸問題、4単位
レポートテーマ: テキストの主張内容について批判的に吟味する。
注意:このレポートを自分のものとして提出することを禁じます。ご自身のレポート作成の参考としてください。
序
例えば、会社内の会議において、ある方策や決定について議論する場合、その方策や決定の正当性や本質を冷静な分析を経て見極めていくことが建設的であり重要であるが、多くの場合が否定的な意見の応酬となり、冷静な分析とは程遠い結果となってしまう。このことに似た事例は日常生活において少なからず経験する。このような問題は、本来であれば会議や話し合いにおいて、物事に検討を加えて、判定及び評価すること、つまり物事を批判的に吟味することが重要であり、必要なことであるにもかかわらず、時間が経つと相手の意見に対し否定的な意見を繰り返したり、自分の意見と違うものに対して非難を行ったり、あるいは当事者であることを放棄し、第三者的な意見に終始するといった、本来の目的が達成できない状態となっているという点にある。
以上のような日常でも起こりうる問題を踏まえ、本レポートでは、レポート課題である一節を「第二部 倫理学の学問的基礎条件について、Ⅰ批判の問題、一 批判という言葉」に設定し、第一章にてテキスト内容の整理を行い、第二章にてテキストの主張内容について批判的に吟味する。
第一章 テキスト内容のまとめ
批判とい...