資料紹介

【参考文献】
・上野一彦「イラスト版LDのともだちを理解する本」<合同出版　2011.02>
・主婦の友社「発達障害を持つ子供の心ガイドブック」<主婦の友社　201106>
・月森久江「AD/HD、LDがある子どもを育てる本」<講談社　2008.10>
・司馬理英子　「ADHD注意欠陥・多動性障害の本」<主婦の友社　2009.04>
・宮本信也「LD学習障害の本」<主婦の友社　2009.03>

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人が成長、発達していく中で心の問題や障害が起こる事がある。その中で小児期に症状があらわれる発達障害がある。発達障害とは、精神機能が発達する過程で起きる様々な障害の総称であり自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害などがある。その中で学習障害の症状と援助について述べる。

学習障害とは認知や学習に障害があるもので、基本的に知的発達の遅れはないが、聞く、話す、書く、読む、計算する、推論するなどの特定の領域の能力が著しく遅れて、用いることが巧くない為に困難を示すものである。学習の基本である事に関して困難を示す為、学校教育が始まる学齢期に学習障害が明らかになる事が多い。また、学習障害は他の障害や環境的要因などが原因ではなく、中枢神経系の何らかの機能障害があることが推測される。

　学習障害の主な症状について以下に述べる。まず読みの障害とは、視覚的な形である文字を、意味や音の両方に解釈する事に困難が生じ、文字を音声に結びつける事が出来ないなどの障害である。文字の区別が出来ない為、形の似ている字を読み違え、とばし読み、繰り返し読みや文を不自然に区切り読む症状...

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