<課題>
第5章・第6章を読んで、次の内容についてまとめなさい。
①小学校中学年・高学年の説明文教材を一つ取り上げ、自分なりの教材分析をし、獲得させたい能力を明確にした上で、具体的な学習課題と学習活動(言語活動を含む)について説明する。
②①の学習と関連させて児童に紹介したい「本」の題名・著者を挙げ、その本を選んだ理由を説明する。
<評価>B
※H29年度課題
科目コード08811「(教科)国語(書写を含む。)」第1分冊
<課題①>
第六学年の説明文教材として,光村図書の「笑うから楽しい」(中村真著)を取り上げる。筆者の「笑うことで楽しくなる」という主張が序論と結論で述べられており,主張の根拠となる2つの事例がそれに挟まれるように本論として書かれた,双括型の文章である。児童にとって身近な題材であるため,児童が興味を持って主体的に読むことができる文章であると同時に,文章の構成型について学習できる教材であると言える。筆者の考えと自分の経験とを結びつけながら読み進め,読み取った内容に対しての自分の考えを持つと同時に,6年生から1年生への本の読み聞かせという行事を想定し,これをよりよいものにするための工夫について,「体の動きと心の動き」という視点から考え発表するという言語活動を取り入れていきたい。
学習指導要領の指導内容に基づき,この教材を通して獲得させたい能力としては,(1)「様々な文章構成があることを理解できる」(伝国(1)イ(キ)),(2)「事実と意見などの関係を押さえ,筆者の意図を捉えながら,自分の考えを明確にして読むことができる」...