資料紹介

中央大学通信教育２０１７年度課題です。 評価はＢでした。 参考資料として使用していただければ幸いです。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

下書き完了日：2017/07/16
科目：国際政治史　第１課題：第一次世界大戦の起源

★最低6頁最高7.5頁★　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　ヨーロッパでの産業革命によって1870年代に世界同時不況が発生し、各国は拡大する生産力に見合った市場や、継続的で安定した原料・資源の供給を海外の植民地に求めた。本国政府は政治支配が及ぶ植民地は、原料や資源の安全な投資先と考えていた。そうした19世紀末のいわゆる帝国主義の時代と呼ばれる一時代に、「帝国」の建設と拡大を目指す政策や運動、または多様な民族集団などを含む広大な支配を目指したのである。

このような経済発展と並んで、全世界にわたって重要な政治的変革と変動が生じた。第一は、各地における民族国家の形成や民主主義的・自由主義的改革である。イタリアやドイツの統一、日本の明治維新、あるいはオーストリア・ハンガリーの形成、アメリカの南北戦争、ロシアの農奴解放は、いわゆる後発の諸国における資本主義的発展の国家的枠組や商品市場・労働市場を作り出した。一方、欧米列強の対外膨張に対して、インド、中国、アルジェリアやバルカン半島では、植民地主義に対する...

コメント0件