2017年度対応 合格済 高評価
佛大通信
テキストの内容を踏まえ、国語科教育の内容と方法について論述しなさい。
(1章)「音声言語」の指導ポイント
指導のポイントを3つに分けて説明する。
①朗読・群読で声を届け合う
肉声のもつ力を、学びに生かす取り組みである。朗読とは、作品の〈語り手〉に同一化し、その立場から音声化するものである。また、群読とは、複数の読み手による朗読を意味する。指導としては、発声・発音の指導が欠かせない。身体の姿勢を整えること、相手に声を届けるための基礎トレーニングなど、意識的に取り組むようにする。
②コミュニケーションのなかで聞く力を育てる
聞く内容が多岐にわたっている。聞くことに関わって、次の意識をどう持たせるかが大事である。
・対事意識 話されている内容への構え
・対他意識 話している相手についての構え
・対自意識 聞いている自分への構え
③学びの基礎としての話し合い
話し合いとは、聞き合いととらえるのが適切である。話し合いとしては、次の2種類がある。
・現実の問題解決のための話し合い 会議
・話し合いについて学ぶための話し合い バズセッション、ディベート
ここで大事なことは、論理などを適切か...