日大通信 平成29・30年度 経済学史・経済学説史 分冊1 合格レポートです。
「スミスの学説を上手く整理しています。テキストのみならず参考文献をも研究されていることが、窺われ評価されます。」といった趣旨の評価でした。
平成29・30年度 経済学史・経済学説史 分冊1
【課題内容】
アダム・スミスが『国富論』で提示した国富を増加させる方法について、以下の4項目に従って説明しなさい。
① スミスにとって「国富」とはどのようなものか。
② スミスが提示した国富増加の「2つの方法」とは何か。
③ 「2つの方法」の一つの方法を説明すること。
④ もう一つの方法を説明すること。
<ポイント>
重商主義者の見解と比較しながら、スミスの「富」概念を提示すること。
「課題」で示した4つの項目を、スミスの見地から説明すること。
<キーワード>
富、労働、分業、生産的労働、資本蓄積
<使用参考文献>
『経済学史』 喜多見洋・水田健編著 ミネルヴァ書房 2012.2.20
『経済学史』 馬渡尚憲 有斐閣 1997.11.30
アダム・スミスの『国富論』では、富の真の源泉は労働であるとしている。国富の本質は「年々消費される必需品・便益品」に在る。必需品とは、生活必需品のことで、普段の生活をしていくうえで必要なものである。便益品とは、便利なものや楽しむことを目的としたもので贅沢品のことである。国民...