聖徳大学 心理検査理論 課題1 「心理検査作成の手順について述べよ」

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    資料紹介

    聖徳大学 心理検査理論 課題1です。ワープロ不可の課題でした。評価はSでした。講評は「標準化された心理検査の作成手順について参考文献を熟読され、各段階の要点が的確である。さらに検査の信頼性と妥当性の詳細についても触れられている優れたレポートである」とありました。

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    第1課題 心理検査作成の手順について述べよ
    心理検査作成の手順は大きくわけて6段階に分けられる。原案の作成、試行または予備テスト、原案の検討および修正、本検査の実施、基準の設定、検査自体の吟味(テストテスティング)である。

    第一に、原案の作成においては、測定しようとしている構成概念がどのような意味内容なのかの定義を明確にしておく。ここでの留意点は、検査の長さや問題数、所要時間である。心理検査の多くは学校の授業時間内に完了することが望まれるからである。また、質問が二重になっていないか(ダブルバーレル質問)、前に聞いた質問が後の質問を答える際に影響して回答に歪みが出やすくなっていないか(キャリーオーバー効果)など質問や形式にも留意が必要である。そして、これから作成する検査が妥当であるためには、他のどんな心理検査と相関が予想されるのかといった、妥当性の指標も考えておく必要がある。

    第二に、試行、予備テストにおいては、実際にサンプルとして捉えた対象者に質問紙を配布し、回答をしてもらい回収する。この際の留意点としては、尺度の一般化ができるように十分な量のデータを得ることが望ましい。

    また性...

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