佛教大学、英語学概論第2設題のレポートです。
A判定で合格しています。
図を用いたわかりやすいレポートになっている点を評価されました。
図はワードで自分で作成したものです。
学習の参考にしてください。
英語の前置詞aroundの多義構造を十分な一次資料に基づいて明らかにしなさい。
aroundの空間的意義は次の4種のスキーマで捉えられる。
(a)「周囲/付近」、「概略」、「関連」(b)「円運動」、「逆方向」(c)「分散」、「存在」 (d)「迂回/部分的円運動」
青色で示すtrはtrajector(トラジェクター)、薄ピンクのlmはlandmark(ランドマーク)の略。
(a)「周囲/付近」 (b)「円運動」 (c)「分散」
(a)’「概略」 (b)’「逆方向」 (c)’「存在」
(a)’’「関連」
(d)「迂回/部分的円運動」
aroundの用法の多くは(a)の図で表わすことができる。一つ目に挙げられる(a)の用法として「周囲/付近」が挙げられる。lmに対して、trが周囲を取り囲むイメージを表している。以下の例文(1) a.ではテーブルがlmとなり、その周囲にtrである”They”(彼ら)が座っている。「…の周りに」、「…を取り巻いて」という意義を持つ。例文(1) b.は彼がlmとなり、その周囲にtrである私の腕が...