国際政治学 第2設題

閲覧数1,978
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    勢力均衡論とはどういった概念であるのか、ウェストファリア体制成立後から第1次世界大戦までの期間における欧州国際政治の例を用いて述べよ。
    ○ウェストファリア体制成立まで

     16世紀のヨーロッパはそれぞれの国の固有の「領土」というものによって分断されていなかった。この頃、ヨーロッパはキリスト教に基づいた共同体であり、人々の生活は教会によって支配を受けていた。ヨーロッパの王侯たちは、法律の制定や外交交渉の際はラテン語を使用していたが、王侯貴族でさえラテン語を自由に読み書きできるものは限られていた。そこで、その役割を担ったのが教会や修道院の僧侶たちであった。こういった背景からキリスト教の影響力は絶大であり、中世ヨーロッパは、キリスト教の支配により、各国の「主権」は限られたものであった

     1517年ドイツの修道僧であるルターは、ローマ教皇庁が資金集めの目的で、この世の罪を許してくれるお札を販売させていたのに怒り教皇庁を糾弾し、中世以来続いてきた教皇を頂点とするピラミッド構造を否定し、神の下では全ての信者が平等であるとする「万人司祭説」を唱えた。この考えに同調した諸侯たちが「プロテスタント」と...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。