日大通信 自然地理学概論 分冊Ⅱ

閲覧数2,987
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    次の2題の設問すべてについて答えなさい。
    1 成帯土壌を1つ挙げ、基礎的土壌生成作用との関係を踏まえ説明しなさい。

    2 ユーラシア大陸における森林帯の特徴を説明しなさい。

    合格レポートですがあくまでも参考にお使いください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    成帯土壌は気候の影響を強く受ける土壌であり、日本においても、山地や山地帯の土壌、人間の生活の場である低山、丘陵、台地、低地にもそれぞれの成帯土壌によって形成されている。数ある成帯土壌の中から私は、褐色森林土について述べたい。

    褐色森林土は岩石の風化により結晶性粘土鉱物を生成する粘土生成作用と造岩鉱物の風化により非結質の酸化鉄が遊離し、土層を褐色に着色する褐色化作用によって生成されている。どちらも湿潤温帯気候下によって認められ、混交林、落葉広葉樹林下に生成しているが、日本の山岳地帯にも分布しており、日本のものは大陸に比べて雨量が多いため、交換性カルシウムイオンの大半が溶脱し、酸性を示すので、酸性褐色森林土と呼ばれる。温帯を中心に暖帯から亜寒帯や亜高山帯の一部にかけて広く分布し、比較的未熟なものから成熟したものや、他の土壌生成作用の影響を受けたものなど、多様な性質を持っている。その土壌群は典型亜群、暗色系亜群、赤色系亜群、黄色系亜群、表層グライ化亜群の5亜群に細分される。典型亜群は他の土壌生成作用の影響を受けることがほとんどなく、特定の母材の影響を受けたものでもない。日本では、この典型亜...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。