★西洋音楽の歴史と理論

閲覧数3,622
ダウンロード数8
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    大阪芸術大学通信教育部 西洋音楽の歴史と理論でA評価をいただいたレポートです。課題Aを選択し、ロマン派/スメタナの連作交響詩《わが祖国》より第2曲「ブルタバ(モルダウ)」について執筆しました。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.ロマン派(19世紀)における国民楽派について

    全ヨーロッパ規模で展開した知的運動であり社会運動であった啓蒙主義は18世紀のヨーロッパを支配しており、啓蒙主義を支えた合理主義に反発する形でロマン主義が生まれた。ロマン主義は何よりも個性や自我の自由な表現を尊重し、知性よりも情緒を、理性よりも想像力を、形式よりも内容を重んじた。

    ロマン主義時代の芸術も個人の人間性を尊重するものであり、ロマン派の始まりはウェーバーやシューベルトといった個性的な作曲家が登場し始めた19世紀に入る頃である。19世紀のロマン派の音楽は、当時の芸術や文化のもとになっていたロマン主義が音楽の分野に現れ、それまで主流であった「形式の美を追求していた音楽」から、「人間の感情や個性を重視する音楽」に変化した。ロマン派の特徴としては、まずその抒情的な旋律が挙げられる。音楽に個人的な感情や心理の表現、それに伴うロマンティックな雰囲気の表現を求める時代の感性は、古典派と比較すると複雑な和音も好んで使用されて、そこに緊張や緩和だけではなく色彩感をも見出した。また音楽と詩が結びついたのも特徴であり、歌曲だけではなく交響詩等の標...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。