S0629経済学概論(第1設題)佛教大学通信教育課程

閲覧数1,855
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    C判定合格をいただいたレポートです。ご自身の学びにご活用ください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「日本において、「土建国家」はどのような背景で成立し、どのようなメカニズムによって支えられていたのか、1)公共投資の観点 2)社会保障の観点から、具体的に説明せよ。」
    戦後の日本財政の特徴を考える時、公共事業に長く依存してきたという事実が、しばしば指摘される。また、ムダな公共事業、いわゆるハコモノへの過剰な投資が財政赤字を生み出したという批判もたびたび耳にする。日本の公共投資が国際的に見て突出した地位にあったことは、疑いようのない事実である。
     テキスト図2-1を見てみると、1970年代前半、オイルショックによる不況克服のため、スウェーデンを除く先進各国で、公共投資を一時的に増大させる動きが見られた。しかしそれ以降、抑制のスタンスは明らかであり、1980年代には各国とも横ばいで推移するところとなった。
     これと異なる独自の動きを示したのが日本である。各国が公共投資の圧縮を図った1970年代後半、日本はここで、公共投資の対GDP比を上昇させる。そして1980年代前半の抑制期を経て、1990年代に入ると他国の二倍に近い圧倒的な水準で投資が実施されるようになる。
     このように公共投資に依存し...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。