佛教大学「基礎浄土学」「第1設題」B評価レポート

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    資料紹介

    佛教大学通信教育課程「基礎浄土学」の第1設題「阿弥陀仏と極楽とはいかなるものかについて、経の説と古来の思想家たちの理解を踏まえて説明すること」のレポートです。評価は「B」でした。所見は「内容もおおよそ正確で浄土宗の立場では報身報土論でないといけない理由も示しておられ、おおむねよいといえます」でした。ご参考になれば幸いです。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「阿弥陀仏と極楽とはいかなるものかについて、経の説と古来の思想家たちの理解を踏まえて説明すること」
    阿弥陀仏とは、法蔵菩薩が一切衆生を救うために、四十八願をおこし、修行の後に本願を成就し、現在も西方の浄土で衆生を救済している仏のことである。

    中国や日本の浄土教の祖といわれる曇鸞は、その阿弥陀仏を、法性法身と方便法身の二種法身説を説いた。法性法身とは、色もかたちもなく言葉で表現することも認識することも不可能な、真実のさとりのことをいう。その法性法身により、偏りなくすべての衆生を救済しようと具体的な形、姿で、現れた阿弥陀如来を方便法身という。こうして衆生が理解することの出来ない法性法身が、目に見え理解できる形となった方便法身となり、衆生に示されるのである。つまり、曇鸞は、阿弥陀仏を無色無形の理体とすることは出来ないので、方便法身したものと考えたのである。但し、曇鸞は、この二つの法身の関係について、両者は異なるものだが、不可分の関係であると説明している。

    さらに曇鸞は、この二種法身説を更に実相身と為物身の二身説で説明した。実相身・為物身の二身説は方便法身の性格をさらに明らかにしようとした...

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