社会福祉士養成 評価 優(1,743字)
生活習慣病とその影響について
ストレス社会のなかにおける生活様式の変容と、食生活の乱れまたは偏食によって、多くの成人の身体が悲鳴を上げている現代。社会生活での利便性を追求しすぎた結果、生活習慣病はこれら「負の産物」であるものと理解する。
街の至る所に点在し、何時でもほしいものを買い求めることができるコンビニエンスストアや、絶えることのない新商品の出現が顕著である。距離の長短に関わらず、移動手段として用いることの多い自家用車。また社会人としての利便性(お付き合い)によるアルコールをはじめとする飲食等々、言い換えれば規則正しい生活習慣を維持するためには、相当強い意志が必要な社会であると言っても過言ではないかと思われる。
最たる原因として、食にかかる環境の変化が挙げられる。栄養バランスの整った日本食から、高カロリー高脂肪といった欧米型の食環境により、脂肪が摂取エネルギー量全体に占める脂肪割合というものが1975年には22%だったものの、ここ数年で25%まで増加している。並行して飲酒量の増加も顕著で、成人一人当たりの年間アルコール消費量は1975年には7.6ℓに対し、1999年には8,8ℓと...