ソーシャルワーク実践における枠組みの拡大と不易流行

閲覧数4,580
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    不易流行とは、いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも新しく変化を重ねているものをも取り入れていくことであり、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であるとされる。統合する前のソーシャルワーク実践においても、同様のことがいえるのではと考察する。
    (3,162字)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ~ソーシャルワーク実践における枠組みの拡大と不易流行~
    はじめに
    不易流行とは、いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも新しく変化を重ねているものをも取り入れていくことであり、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であるとされる。統合する前のソーシャルワーク実践においても、同様のことがいえるのではと考察する。
    1. 心理社会的アプローチ
    1-1. 要(かなめ)と弱点
    臨床ソーシャルワークとも呼称される心理社会的アプローチであるが、心理社会的状況下にある人間の行動や発達に着目し、クライエントの社会的機能の維持・向上を支援目標におくこととされる。その要は、クライエントの社会的状況とパーソナリティを捉える社会診断にあるといわれる。具体的に家族問題や精神医学的課題、そして医療的課題の解決にも適応できるとして、コミュニケーションを通じたバーバル(言語的な)での関わりといった点から、関係性が重視されることにより支援に時間がかかり、環境要因への介入が弱い点を指摘されている。
    1-2. 修復や強化といった不易
    以上の点から、援助の枠組みは「クライエント自身、若しくはクライエントのな...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。