【評価S】教育心理学特論 第一課題pdf

閲覧数1,782
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    聖徳大学大学院、通信課程、教育心理学特論の第一課題です。課題番号1「イメージ化の効用について説明し、言語による精緻化に対して、絵画を使用するようなイメージ化による精緻化が、特にどのような学習材料に有効かを具体例を挙げて論じなさい」約2400字。【評価S】【講評:学習は十分に行われ、理解している。レポート構成も無駄がなく、論述も明瞭で論旨も明確。】

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )



    イメージ化の効用は、大きく2点ある。

    ひとつは、既有の知識構造との関連性が言葉で述べることができない場合に有効であると

    いう点である。例えば、ある種類の猫の説明として、「どっしりした身体で、脚は骨太でや

    や短く、胴に対して尾も短め。顔は丸く、鼻は短くてずんぐりしている。目も丸くて大き

    く、表情が豊か。小さな耳は離れてついていて、前に傾いている。」(注1)という説明だけ

    では、「ペルシャ」という猫の種類を特定することは難しいだろう。しかし、ここで実際の

    ペルシャ猫の画像や動画があれば、言葉の説明よりも直感的で総合的な理解を可能にし、具

    体的なペルシャ猫の姿を認知することができるのである。つまり、具体的事物の名称の知識

    については、イメージ化は高い効用を発揮するのである。

    イメージ化のもう一つの効用は、言語的援助による精緻化よりも、イメージ化による精緻

    化の方が、記憶の効率が良いという点である。これは様々な科学的根拠に基づいている。

    北尾(1975)の研究では、小学校6年生を対象に、英単語を以下の3つの条件で学習させ

    た。①英単語と日本語の間に単語...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。