「人間・環境・健康・看護」と自己の目指す看護

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    資料紹介

    基礎看護学実習Ⅰで病院・病棟の見学実習をし、「人間」「環境」「健康」「看護」の4つの主要概念を用いて振り返りを行っています。本文約1500文字。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「人間・環境・健康・看護」と自己の目指す看護
    これまでの1年次の講義や、はじめての実習である基礎看護学実習Ⅰを通して、自分の看護に対する考えが入学前よりも明確になった。「人間」「環境」「健康」「看護」の4つの主要概念を振り返り、それぞれの概念がどのように影響し合っているのかを今回の4日間の臨床実習で見学した場面を通して考察したのでここに発表する。

     「人間」とは、身体的・精神的・社会的・霊的側面が統合された存在であり、独自の信念・価値観・尊厳をもって生きている唯一無二の存在である。環境と相互に作用して社会生活を営んでおり、その中で変化し続けながら生から死までのライフサイクルを送っている。人間は環境の中で生活を送っているため、その刺激を与え、受け統ける関係は切っても切り離せない関係である。しかし、人間は社会で生きる中で他者からとって自分自身は人間であり環境のー部ともなり得る存在であると言える。実際に実習で患者と関わらせていただく中でも、学生がいることで普段言えないことが言える患者もいれば、不快に感じていることがあった患者もおられた。

     「環境」とは、人間を取り巻く全てのものであり...

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