【参考資料】
・高杉自子「保育内容「言葉」」<ミネルヴァ書房 2001.10>
・小林春美「子どもたちの言語獲得」<大修館書店1997.10>
・薮中征代/星野美穂子「保育内容・言葉」<教育出版 2008.10>
実家に1歳6カ月になる甥が来た際に発したつぶやき
と、ボランティアで訪れた保育園の3歳児のつぶやきや
会話を言葉の発達からみて何を表そうとしているのか述
べ る 。
はじめに甥の言葉のつぶやきについて述べる。5カ月
頃の時には「あー」「うー」と発声が見受けられた。言
葉を発する準備である喃語であると考えられる。寝て起
きた時には母親を呼ぶように発声した時もあれば、オム
ツが濡れている事を伝えようとしているように発声した
時もあった。また、離乳食時にも「あー」「うー」と発
声する事もあった。これはまだ言葉を発声する事が出来
ないが、ご飯を楽しみにしているのか、ご飯を欲してい
ると推測する。離乳食を与えている時に「美味しいね」
と声をかけた際にも見られた。何かを感じとり言葉とし
て表現しようと発声に至り、食べられる喜び、笑顔で共
に食事が出来る喜びを表現しようとしたのではと考える。
1歳頃になると「まんまん」とご飯やおやつを促すよ
うになった。そして、食べる時に座るハイローチェアに
登ろうとした。座らせると「まんまん」と手をパチパチ
と鳴らした。これは...