佛教大学、P6101英米文学概論の第1設題、第2設題のレポートです。 両方ともA判定をいただきました。 レポート作成の参考にしていただければと思います。教科書の内容を中心にまとめています。
『ベイオウルフ』、チョーサ、スペンサー、ダン、スウィフト、ブレイク、テニスン、ワイルド、フォスター、モームについて述べなさい。
『ベイオウルフ』
イギリス最古の叙事詩であり、ゲルマン民族の異教精神とキリスト教精神との融合した英雄詩で、8世紀には完成していたと考えられる。デンマークの首都コペンハーゲンが舞台となり、内容として、ベイオウルフが、怪物の住む湖底の洞穴にもぐり、グレンデルの首をとり、国王に差し出し、王位に継ぐ。そして、老王となり、火を吐く竜を退治した際に自らも悲愴な死を遂げる結末である。この叙事詩は「おお、われらは、そのむかし、槍で名高いデネの王たちの、輝かしいおこないと、いかに、これら王君が武勇のわざをなしとげたかを、伝え聞いてきた。」と始まる序歌のあとに、43の「詞歌」があり、合計44の歌で語られる
チョーサー(1343?-1400)
中英語の文学は14世紀後半の三大詩人に代表される。都の言葉を用いながら近代の人間を描いた。チョーサーの創作年代は3つの時期に分けられ、初期のころはフランス文学の影響が大きい。中世後期のヨーロッパでは、フランスの韻...