2018年1月に提出したばかりのレポートです。
生活科概論、生活科教育法共にA判定でした。
2016年4月からのシラバス確認したところ設題に変更ありませんでした。
2016年
生活科教育法設問
気付きの階層と気付きの質が高まる過程についてテキストに示された実践例にふれて述べよ。
2017年
生活科概論設問
生活科のこれまでの歩みをまとめると共に実際の授業における教育的成果と課題を明らかにし、生活科のこれからの展望について具体的なことがらを示して述べよ。
「生活科教育法」
生活科における「気付き」
「気付き」における4つの定義と、2種類の気付き。
新学習指導要領により、生活科における全ての内容において、具体的な学習活動や学習対象を示すとともに、学習対象とかかわったり学習活動を行ったりして「関心をもつこと」「気付くこと」「分かること」「考えること」などの大切さが明確にされた。ここで指す「気付くこと」とは、①対象に対する一人一人の認識であること、②児童の主体的な活動によって生まれるものであること、③知的な側面だけでなく情緒的な側面が含まれること、④気付きは次の活動を誘発するものであること、と定義されている。
また「気付くこと」には2種類ある。1つは「学習対象への気付き」、もう一つは「自分自身への気付き」である。「学習対象への気付き」とは、自分とのかかわりで、働きかけ、働き返された「ひと・もの・こと」についての気付き(他教科の「知識・理解」に類似)のことである。主観的な知のレベルから、客観的な知のレベルにまで高まることが期待される。このとき、見つける・比べる・たとえるなどは、対象への気付きの質を高める上で重要な「考える力」に値する。一...