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<はじめに>
本レポートでは、課題①として、「ピアジェの発達段階説」
について、それぞれの段階の具体例を挙げながら説明す
る。そして課題②としてスキナーの唱えた「レスポンデ
ント条件づけ」、「オペラント条件づけ」について、それ
ぞれの具体例を挙げながら特徴を述べる。
<課題①>
ピアジェ(Piaget,1968)は、人間の発達を、環境と相
互作用しながら適応することによって、個体の内部の認
知構造が変化していく過程としてとらえ、その発達は 4
段階をたどると唱えた。ピアジェ(Piaget,1968)認知発
達の 4 段階説についてそれぞれの具体例を挙げながら説
明していく。
まず乳児期にあたる「感覚運動期」は感覚器官と運動
機能を使ってものに対して直接働きかける段階である。
この時期の知識の枠組みは指しゃぶりなどの感覚運動に
関わる活動に関してのスキーマに限定されている。また、
授乳時における母親との「相互作用」や、相手の動きを
見てまねをする「共鳴行動」を行うことから、乳児は生
まれながら人と関わり合う能力を持つ、能動的で社会的
な存在であるといえる。この時期の子どもは「対象...