【日大通信】政治学 分冊2

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    資料紹介

    【日大通信】政治学 分冊2
    日大通信 政治学リポート分冊2の合格リポートです。
    リポートを書く際の参考・資料等にお使い頂き、内容の丸写しはやめてください。

    課題:議会政治の原理について述べよ。
    キーワード:国民代表、審議、多数決、行政監督

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    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     今日の議会政治において、代表は「国民代表」という原理に立ったものであり、議会を構成する代表者を国民全体の代表者とみなし、議会で決定された意思により国民全体が拘束されるという考え方を持っている。ここでは、議会のあり方を振り返りながら、議会政治の原理について述べたい。

     まずは議会政治の変転を見ると、近代市民社会における議会は、同質的な市民から選出される代表者により構成され、理性的市民により真理や正義が探求されるための討論の場であった。つまり、第三身分である市民の議会であり、政治の枠外にあったのである。しかし、近代の立憲国家もしくは法治国家における議会は、制限選挙もしくは不平等選挙により選出される代表で構成されるという一面を兼ね備えている。イギリスでは、1832 年の第一次選挙法改正や総選挙を通じて産業資本家が議会に進出した。これは1815 年、安価な穀物の流入を防ぎ貴族大地主や農業資本家の利益を擁護するために制定された穀物法に端を発し、労働者の生活が脅かされる事態となったことから、産業資本家がこうした社会情勢を巧みに利用して自らの立場を政治に反映しようとしたものである。この時期、労働...

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