【日大通信】歴史学 分冊1

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    資料紹介

    【日大通信】歴史学 分冊1
    日大通信 歴史学リポート分冊1の合格リポートです。
    リポートを書く際の参考・資料等にお使い頂き、内容の丸写しはやめてください。

    課題:通信教育教材『歴史学(第一部〜第三部)』から時代及び地域が共通する1〜2名の人物を選び、彼らの生きたところの時代概観及び地域のあり方を論述しなさい。
    なお、リポートのはじめに、選択した人物名・地域名・時代を明記すること。
    例えば、「安倍晴明・一遍・道成寺縁起絵巻ー日本・中世史」、「明治天皇・乃木希典・石田伝吉ー日本・近代史」など。

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    日大通信商学部

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    歴史学商学日大

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    明治天皇−日本・近代史

     近代国家建設の象徴とされた明治天皇の人生は、富国強兵により列強と並ぶ国力をつけていく過程に翻弄されながらも、君主として正面から立ち向かおうとしたものであった。そもそも、江戸幕府の時代には、朝廷や天皇の政治的発言力を抑制する方針が取られており、その伝統的な権威は幕府の全国支配や将軍家の権威高揚に利用されていたといえる。しかし、新政府発足の準備が着々と進められる中で、「王政復古の大号令」により、天皇親政と三職(総裁・議定・参与)の設置が宣言され、明治天皇は近代国家建設の象徴的存在となっていった。

     明治天皇の即位は1867年で、明治維新を迎えたのは満14歳の時であったが、その若さと柔軟性から、激動の時代に適応していく。まず、朱子学の元田永孚、国学の福羽美静などに進講のもと帝王学を学んだ。そして、肉食をはじめ断髪し、洋裁の軍服を着用して、文明開化の旗手として国民に範を垂れた。また、1872年より6回にわたって全国を巡行し、天皇の存在と権威を国民に知らしめたが、道路が整備されていない中での長時間の移動は相当にハードなものであったという。

     一方、その当時の国民の...

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