保険理論第二課題(判定C)です。2018,20202018,2020年版
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厚生労働省が精神疾患患者数として分類をしているものに、うつ病やアルコール中毒、
統合失調症などがある。
この精神疾患により医療機関を受診する患者は、平成23年段階で延べ 320 万人を超えて
いるというが、その中で最も高い割合を占めるのがうつ病や気分障害(以下、うつ病等と
称する)であり、その数は実に約96万人になる。
(厚生労働省 みんなのメンタルヘルス http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/d
ata.html平成30年4月18日引用)
これほどまでに多くの人を苦しめるうつ病とは何なのか。
厚生労働省の定義を掻い摘むと、憂鬱であったり、気分が落ち込んでいる状態を抑うつ
状態といい、この抑うつ状態の程度が重い症状をうつ病であるとされている。
これだけ聞くと単に落ち込んでいるだけなのではないかと思ってしまいがちだが、うつ
病の場合、このような精神的症状のみならず、不眠や食欲不振、全身倦怠感などの身体異
状を伴う場合も多く、場合によっては自殺念慮を抱き、ついには自殺してしまう患者もい
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る。
最悪の場合、自殺にまで患者を追い...