佛教大学人権(同和)教育B判定レポートです。
2018年度に提出し、合格もらっています。
インターネットで公開されてる資料と実際に行われた学習指導要領を参考文献とし書きました。
不正に対してペナルティがありますので、参考程度でお願いします。
50年に及ぶ戦後の同和教育史を概括すること。また、人権(同和)教育の意義と学校における人権(同和)学習のあり方を構想してみること。
1.はじめに
戦後、差別のない世界を目指して様々な法案が作られてきた。昨今では、差別や隔たりのない社会に向け法律や規則だけでなく、一人一人が意識しやすい環境になってきている。性別、国籍、身体、宗教など、自分とは違う立場をよく知り、受け入れていこうとする流れがある一方、部落問題は「置いてけぼり」の状態ではないだろうか。自分自身、小学生・中学生だったころに同和問題を扱った授業を受けた記憶は、社会科における歴史の中の一部のみである。実際「部落差別・同和問題について」(資料1)では、「部落問題」、「同和問題」を知っていると答えた人は多かったものの、「はじめて知ったきっかけ」は「学校の授業」が多かった。
同和地区では未だ問題を抱えているという現状と都市部や離れた地域との意識の格差もうかがえる。“古き悪しき”部落問題は、人権問題として学ぶべきなのか、このまま国民の記憶から忘れていくべきなのか、学ぶならどのようにすべきか。本リポートでは、『同和教育実践』を用い、戦...