2018年の問題に対応しております。
経済学入門の科目最終試験の対策のために作りました。
内容はテキストの該当する部分をまとめたものとなっております。余計な言葉が入っておらず、試験に必要な部分のみがまとまった「コンパクトな教科書」のようなものなので非常に使い勝手が良いです。
また、私自身、少しでも負担を減らすために、毎回覚えやすい量かつ試験用紙の表が埋まるくらいの量で作ることを心がけています。また、毎回少しでも楽をするために、その科目の試験問題の中に似た問題がある場合、できるだけ同じ文章を共通して使い、覚えなければならない量を減らすようにしています。
試験合格のために、時間をかけて丁寧に作りました。資料の質には自信がありますので、効率よく試験勉強をしたいという方におすすめです。
皆様の試験勉強のお役に立てれば幸いです。
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試験内容(6題)。こちらの6題は600~950文字の範囲内で作っております。
・市場社会の成立とその原理・特質を説明し、その限界がどのように現れているか説明せよ。
・知識社会の実現のためには、地方自治体はどのような役割を果たすことが期待されているか論じよ。
・「新自由主義」・「新保守主義」の思想と政策およびそれがもたらした事態について説明せよ。
・日本の地域社会の「崩壊」の背景・原因を、経済学的に説明せよ。
・ケインズ的福祉国家について説明し、その行き詰まりの要因を説明せよ。
・ワークフェア国家とはどのような国家化、スウェーデンを事例にして説明せよ。
テキスト
・神野直彦2002『地域再生の経済学』中央公論新社
・神野直彦2002『人間回復の経済学』岩波書店
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他にも佛大の科目最終試験の対策資料をいくつか載せています。すべて、テキストを「少しでも覚えやすく」、「少しでもわかりやすく」、「どこでも手軽に勉強しやすく」との思いで自分用に作ったものですが、合格後は使うこともないため、なんだかもったいないなという思いと、せっかく作ったのだから利用してもらえればという思いから掲載させていただいております。よかったら使っていただけると嬉しいです。
ちなみに、私自身、ほとんど毎回自分で試験対策を作り、それに何回も目を通して試験に臨んでいるのですが、今まで試験で落ちたことはなく、試験対策をすべて暗記し、それをそのまま書いたときには、何回か100点をとることもできました。勉強時間を十分に取れないこともよくあるのですが、教科書と異なりすべてに目を通せる分量なので、とりあえず何回か目を通し、試験のときにはなんとなく覚えているところを書き、そこに自分の考えなどを足して試験用紙の表をすべて埋めることを心がけています。時間がない方はぜひ参考にしてみてくださいね。
(1)
市場社会の成立とその原理・特質を説明し、その限界がどのように現れているか説明せ
よ。
市場社会と工業社会とはメダルの表と裏の関係にある。工業生産に必要なインプットは、
すべて市場で調達することになる。しかも、工業では生産されたアウトプットもすべて市
場で売りさばく。それゆえに、工業社会は市場社会となる。
工業社会つまり市場社会といえども、社会全体で市場原理が作動しているわけではない。
というよりも、市場社会は3つのサブシステムから成り立っている。つまり、市場原理で
営まれる経済システムに加えて、政府という政治システムや人間の生活が営まれる家族な
ど の 社 会 シ ス テム が あ る 。
工業では自然に働きかける手段、つまり機械設備という資本財が生産を規定する。その
ため工業では自然や人間を排除しようとする。つまり、生産過程から自然や人間を排除し
て、機械設備という資本財に置き換えようとする。
経済とは人間が自然に働きかける行為であるが、工業を基軸に生産活動を実施する経済
システムが、人間や自然を排除しようとする傾向を、政治システムや社会システムが...