玉川大学通信教育部「教育心理学 第2分冊」2017年2018年共通のレポート課題です。 (合格済) 〈略題:個人差〉 参考程度にご覧ください。
科目コード 07815 「教育心理学」第 2 分冊
教室にいる児童一人一人は違う人間である。それは児
童が持つ遺伝や育った環境が違うからである。よって児
童はそれぞれ能力や適性、興味・関心、性格が異なり、
また知識や思考、価値、心情、技能、行動等も当然異な
る。これに対して教師は児童一人一人の実態や個人差を
把握し、その児童に適した教育を行うことが重要である。
実際に現場に出た際にはどの様な個人差に注目すること
が必要なのであろうか。ここでは学習、道徳性、学習意
欲の個人差について考察する。
学習の個人差
クロンバックの適正処遇交互作用(ATI)は個人差に
対応しようとする学習理論である。実験では外向的な児
童は教師やクラスとの学習を好み、内向的な児童は視覚
教材などを用いての学習を好むという結果が得られた。
様々な適性や能力、性格などが異なる児童が集まる学級
において非常に重要である。
学級には経験を通して学習することを得意とする児童
がいたり、理屈を辿って理解することが得意な児童がい
る。また、人に教わった方が学習できる、視聴覚教材で
の学習が理解しやすいなど様々である...